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2015.08.17

TVの配置

リフォームを機に、TVを新しく買い替える方が結構いらっしゃいます。特にリビングをリフォームする際、ソファやテーブルはもちろんですが、このTVの配置が重要なポイントになります。リビングをプランする際、最近ではTVの配置や設置方法から考え始めるといったケースも増えてきています。ブラウン管の時代は部屋のコーナーに配置するのが定番でしたが薄型TVが普及してからは、その奥行きを気にせず、コーナーはもちろん、壁に沿うように配置したり、埋め込み、壁掛けにしたりと、いろんなバリエーションが可能になりました。今回はこのTVの配置についてのお話です。よく配線がわずらわしいので、TV端子やコンセントの近くに。というご意見がありますが、今回はリフォームを前提にしていますのでこちらは考えないものとします。

まず最初に考えたいのは窓との位置関係です。TVは窓の直線状には置かず(窓を背にして配置したり、窓の対面の壁に配置しないで)窓のある面に直角に置くという事です。窓から差し込む光が逆光になったり反射が強かったりとストレスの原因になるからです。カーテン、ブラインドなどで光を調節する手もありますが。

TVの配置


次にTVを設置する高さですが、目線と同じか少し見下げるような角度、最適な視聴距離はTV画面の高さの約3倍位がいいようです。

TV高さ


あとはお部屋の中の動線も気にしながらTVの位置を決めていきます。最近ではLDKを一つの空間とするプランが増え、リビングだけでなく、ダイニングや、対面キッチンからもTVを見る事が出来る配慮も、逆にダイニングやキッチン専用のTVが欲しいというご要望も増えてきました。

ここで一つの事例をご紹介します。現在工事中のマンションリフォームです。和室をダイニングとして取り込み大きなLDKにするリフォームです。リビングのTVはもちろん、ダイニングになる和室側にもTVを置きたいというご要望でした。

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そこでリビングとダイニングの間に独立した壁を設け両側にTVを配置(壁掛け)するプランをご提案しました。せっかく広げた空間を分断しないよう壁は2mに抑えます。これならリビング、ダイニングがすっきりゾーニングされそれぞれ真ん中にTVを配置出来ます。独立壁がお部屋のアクセントにもなりますしわずらわしい配線も壁の中にまとめられます。まさに一石三鳥!?冒頭にもお話ししましたが、こちらの現場はTVの配置や設置方法からリフォームプランを検討した実例です。もちろんリビングですのでご家族のコミュニケーションにも配慮。お部屋を取り囲むようにソファを配置、ゆったりと過ごせる広いリビングになる予定です!


いかがでしたでしょうか?リビングのリフォームを検討する際、必ず頭に入れておかなければならないTVの配置。ソファやテーブルなどのレイアウトと合わせて空間の使い勝手やお部屋のイメージも左右する重要な要素の一つと言えそうですね!