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2017.04.23

大浴場リフォームいよいよ着工!

前回ご紹介しました「在来工法の浴室計画」ですが、先月ついに着工しました!今回は施工中のお写真を中心に工事の前半戦をご紹介したいと思います。

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コチラは今回の工事で大浴場になる予定の9畳の洋室です。南側のお庭に面した日当たりの良いお部屋です。

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まずは天井、壁、床を解体してスケルトン状態にします。

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レーザー水平器を使って浴室全体の墨出しを行います。今後の工事が正確かつ、スムーズに行えるかどうかはこの墨出しにかかっているといっていい程重要な作業であり、これは自分の仕事です。設計図をもとに配管の位置はもちろん、浴槽、洗い場の高さ、大きさなどを正確に計測し、床、壁にマーキングしていきます。

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コチラは洗い場の配管後の様子です。墨出しした位置にきっちりと配管されています。

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コチラは浴槽側の配管後の様子です。給水給湯配管は基礎の通気口を利用して外に出しましたが排水管は基礎を貫通させなければいけません。

レントゲン
今回は2カ所コア抜きをしましたが基礎の鉄筋を切らないよう事前にレントゲン写真を撮り正確な穴の位置を出しました。これにより当初予定していた配管経路を変更する事となりましたがあくまで建物の耐震重視。構造体に絡む部分には細心の注意を払います。

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配管後のお部屋の様子です。

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配管工事が終わったら次は浴槽を作っていきます。鉄筋を組んで浴槽の形に型枠を組んでいきます。

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組んだ型枠に生コンを流し込んでいきます。

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ポンプにより勢いよく短時間で打設していきます。

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コチラは生コン打設中の外の様子。このクレーン(ポンプ車)の後ろでミキサーがまわっています。浴室の工事とは思えないような光景ですね。

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型枠を解体した直後の様子。きれいに浴槽の形が出来ました!斜めの背もたれがポイントです!

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続いて浴槽、洗い場ともに床のかさ上げの為、砕石を入れ転圧をかけます。

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鉄筋を組みます。

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再度生コンを打って次の工程の防水の下地が出来上がりました。

ここにきてやっと浴室のアウトラインが見えてきました。ちょうど全体の折り返し地点といったところでしょうか。この後、浴室全体に防水を施し、大工が天井、壁の下地を作り、タイル職人がタイル、石を貼って内装を仕上げていきます。システムバスの工事と違い、手間も時間もかかる在来工法の浴室工事。普段なかなか手掛ける事の少ない工事(何と言ってもその規格外の大きさ!)なだけに自分も毎日新鮮な気持ちとワクワク感、そして何よりお客様に対する責任を感じつつ現場に足を運んでいます。


さてこの浴室リフォーム工事のお宅ですが、廊下を挟んで隣では4つのお部屋を一つのLDKにする工事が同時に進行しています。コチラの内容も浴室リフォームと同時にご紹介していきたいと思います。お楽しみに!