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2016.02.11

外壁塗装の色選び

外壁塗装で悩むのが色選びです。一度でも外壁塗装を経験された方ならわかると思いますが思ったよりも明るかった、派手すぎたなどカタログサンプルで選んだ色と実際出来上がった時のイメージが大きく異なるといった事がよくおこります。これは面積効果による目の錯覚の仕業です。面積効果とは、まったく同じ色でも面積の大小による色の見え方の違いのことです。


こちらのお宅は現在塗装工事中の現場写真です。右の色サンプルからどの色で施工したのかを選んでみてください。正解は


サンプルを実際外壁にあてて見てみると


どうでしょうか。サイズの小さい色サンプルの方がだいぶ濃いですよね。これこそが面積効果なんです。小さい面積→暗く見える(低明度に感じられる。)大きな面積→明るく見える(明度と彩度が高く感じられる。)明度とは色の明るさ、彩度とは色の鮮やかさの度合いです。こんなギャップをなるべく無くす為、お客様に最終的に色を決めていただくときはA4サイズの塗り板サンプルを用意するようにしています。

どうでしょうか?このサイズだとグッと実際の色に近づきますよね。

小さいサンプルで選ぶ場合はイメージする色よりも1トーンか2トーン濃いめを選ぶといいと思います。そしてA4の塗り板で確認すれば大きな違いは避けられるでしょう。※室内ではなく、必ず太陽光の当たる屋外(外壁にあてて)で確認します。また艶の有無(艶有、三分艶など)、外壁の形状(凹凸)などによっても見え方が変わってきますので注意が必要です。

いかがだったでしょうか。外壁の塗り替えはお家のイメージが大きく変わるリフォームです。その中でも色選びは大変な作業ですが塗り替えの醍醐味でもあります。イメージ通りに仕上がれば、工事の満足度も格段に上がるでしょう。是非とも楽しみながらイメージチェンジしてみてはいかがでしょうか。「ご近所でちょっと気になる外壁の色があるんだけど・・・」なんて時には色サンプルを持って一緒に同行させていただきますよ。