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2016.08.07

夏の省エネリフォーム!

梅雨明けしていよいよ夏本番といったところでしょうか。じっとしていても汗ばむこの時期、お部屋にいるとエアコンや扇風機が欠かせませんね。そんな夏真っ只中、暑さでエアコンが効きにくいなんてことありませんか?夏に室内の気温を上昇させるのは、ほとんどが外からの熱や日差しによるものです。その為新築でもリフォームでも「断熱」が重要視されていますよね。お家の断熱性能が高まれば夏の冷房にとどまらず、冬の暖房費節約にもつながります。それではどこを断熱してあげればよいのでしょうか。下の絵を見れば一目瞭然。実に全体の約73%が窓や玄関といったお家の開口部から熱が侵入しているのです。


住宅エコポイントですっかりおなじみになった内窓(二重サッシ)やペアガラス交換はまさに的を得た断熱リフォームと言えますね。ところで一般的に窓からの日差しを遮ると言えば、カーテンやブラインド。ただカーテンやブラインドでは一旦は室内に日差しが入り、熱も入ってしまいます。そこで最近では室外で日差しを遮る事が出来る外付けのロールスクリーンやシェードが注目されています。これなら窓の外で効率的に熱を遮断出来てエアコンの効きも良くなりそうですね。内窓と併用すれば、更に断熱性能が上がり室温コントロールに大いに役立ってくれるでしょう。

LIXIL スタイルシェード

次に採風についてのお話です。夏の室内環境を快適にするには先程お話ししました熱の侵入を少なくする事と同時に温まった空気を外に逃して、室外から風を取り込み室内に風の流れを作る事が大切です。エアコンをつけるにしても、室内に滞留する暑い空気を一旦外に逃がしてからの方が冷房効率がいいですよね。最近では一般的になりましたが玄関や勝手口ドアを採風タイプに交換する方法があります。玄関特有の匂いや湿気も室外へ逃がす事も出来ます。

LIXIL 採風ドア


LIXIL エアリス

上の写真は採風・採光シャッターです。風を採り込みつつプライバシーを確保することができるので、夏の夜にシャッターを閉めたまま、自然の風でゆったりと涼むことも。また、ほどよい光を取り込みつつ直射日光を遮ることができ、遮熱効果も。

さらにお家の開口部だけではなく室内の通風も考えます。室内ドアに開閉できるランマをつける事で、ドアを開けなくても通風出来ます。ルーバータイプのドアなどもありますので使い勝手やお好みに応じて室内ドアも採風仕様に変えられます。


いかがだったでしょうか。今回は真夏の省エネという視点からリフォームプランをご紹介しました。日本には四季があり、暑い夏と寒い冬が交互にやってきます。エアコンなど空調設備で対処するのはもちろんですが住まいの性質や特徴を知り、そこにひと工夫のリフォームを施す事で暑さ・寒さへの対応がよりしやすくなります。結果、省エネにつながりますよね。今年もこれからが夏本番です。住まいの性能に少し目を向けて、室温を上げる原因となっている
熱や日差しを緩和し、自然の風を活用する、かしこいリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。