ブログ

BLOG

2016.09.01

トイレドアは引戸それとも折れ戸がいい?

お家のトイレの出入口はほとんどが開き戸ですよね。
今では住宅の場合はそのほとんどが外開き、公共施設では内開きが一般的です。

ところでドアの開き勝手とは?
部屋の内側に開くのが内開き。外側に開くのが外開きです。

住宅の場合、部屋に入るドアは室内に向かって押して入る内開きが基本です。
狭い廊下側にドアを引いて開けるには、身体を大きくねじる必要がありまた廊下にいる人とぶつかる恐れがあるからです。

こういった理由から古い戸建ではトイレも内開きが多くみられました。
さらに内開きドアのトイレは廊下の床より一段下がっているのが特徴です。
これはスリッパがドアに引っかからないようにする為です。
また、トイレの真上が階段というケースも多く、天井高を確保する為、床を下げていたという事もあります。

さて、そんな状況でトイレリフォームを検討する際、便器の交換だけではなく、手摺を付けたり、床の段差を無くしたりとバリアフリー工事のご要望も多くなりました。

また最近では、トイレの中で倒れるケースが多く、倒れた体が邪魔になり外からドアを開けて助けに入れない事が広く認知されるようにもなりました。

そうなればトイレに限っては外開きの方が便利で安全という事になりますよね。
ただ狭い廊下にドアが開くのですから、通行人との接触や、出入りの際、一歩後ろに下がるなど、開閉時に立ち位置を変えなければならないという問題点も残ります。

そこで「外開きドアに交換」から更に一歩進んで「引戸」や「折れ戸」に変更してみてはいかがでしょうか。

将来、介助や車いすが必要になった場合も考慮すると、引戸や折れ戸の方が、狭い空間でも開口部を広く取れる上、
少ない力で開閉できる利便性も高いです。

壁に十分な横幅スペースを確保できるなら、引戸のリフォームが可能です。最近では既存の開き戸の枠をそのまま使う、アウトセット引戸という商品があります。

壁の上部に吊レールを固定し、上からドアを吊るす外付け工法の為、解体などの大掛かりな工事が不要の為、手軽に引戸にリフォームする事が可能です。
引戸の開閉スペースを確保できない場合は、折れ戸を検討してみましょう。
開き戸に比べて、扉の飛び出しなどのデッドスペースが3分の1程度に小さくなります。

洗面所とトイレが接近しやすい場所でも取付可能です。
ただ注意したいのは、指の挟み込みなどの事故です。
ゆっくりと閉まるブレーキ機能がついているものや指を挟み込む隙間の無いタイプもあります。

引戸にしろ、折れ戸にしろ安全設計タイプのドアなら高齢者だけでなく、小さなお子さんも安心してトイレを利用できますよね。

いかがだったでしょうか。
トイレドアの開き勝手から引戸や折れ戸のリフォームをご紹介しましたがトイレまわりの間取り、日々の暮らし方など、各ご家庭様々ですのでご自分の生活に合ったドアを選んでみてください。
暮らしの快適度がグッと上がりますよ!