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2017.05.06
「門型フレーム」によるLDK拡張リフォーム!
前回ご紹介しました在来工法での浴室リフォームのお宅ですが、浴室の工事と同時進行でLDKの拡張リフォームを行っています。4つのお部屋を繋げて一つの大きなLDKにするという工事です。その際問題になるのが間仕切壁を2カ所撤去するという事です。撤去する壁にはそれぞれ「筋交い」と呼ばれる補強材が入っていて木造住宅にとっては耐震性を確保する大変重要な耐力壁です。
そこで今回の工事に採用したのが「門型フレーム」です。
特殊な接合金物を用いて柱と梁を剛結合した強固なコの字のフレーム構造で、壁や柱を少なくし、より広い開口部や開放的な空間づくりが可能になります。コチラが門型フレームを使ったLDKのリフォームプランです。
南北に細かく間仕切られたキッチン・ダイニング・リビングを一つに繋げ、更に南側の和室もリビングに取り込みます。LDKの間取りについては以前「横長リビング・縦長リビング」の記事でご紹介しましたが今回は「縦にも横にも長いリビング」!です。ここのお宅は1階だけでも140㎡以上あり横長・縦長それぞれのメリットを併せ持つ何ともうらやましいリビングです。それでは現場の様子をご紹介します。
施工前のリビングから北側のキッチンを見た写真です。
コチラは解体後の様子です。隠れていた筋交いがハッキリ分かりますよね。
筋交いを撤去して門型フレームで補強した様子です。見通しが良くなりましたね!
既存の柱と梁に固定するのはもちろんですが肝心要の基礎にもケミカルアンカーを打ってしっかりと固定します。
補強工事が終わったら天井下地を組んで断熱材を入れていきます。
今回はお施主様のご要望で光冷暖という次世代型冷暖房システムを採用。断熱材も省エネ対策最高ランクの等級4を確保。気密テープでしっかりと施工していきます。
断熱材の施工が終わったら石膏ボードで天井・壁を仕上げていきます。
門型フレームも板を貼ってお化粧です。下地の補強材をあえて露出し、お部屋のアクセントとして生かします。
さてコチラは南側の既存の和室です。
リビングと繋げる為、洋室に仕上げました。左側に写っている配管には「光冷暖」の設備を接続します。
いかがでしたでしょうか?大工工事が終わり連休明けからは内装の仕上げ工事となります。在来浴室の工事も含めいよいよ終盤戦に突入です!内装仕上げ工事の様子もまたご紹介しますのでお楽しみに!