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珪藻土クロスはいかが?

 
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珪藻土の歴史

今やすっかりお家の内装材として定着した珪藻土。色のバリエーションも豊富で、コテの使い方によっていろいろな仕上がりを楽しむ事が出来る人気の内装材です。そんな珪藻土ですが、建材としての歴史は意外に浅く今から20年前位から普及し始めました。ちょうど私が住宅リフォームの仕事を始めた頃です。当時、住宅内装材に含まれる化学物質が原因で居住者に様々な体調不良が生じるシックハウス症候群が問題になります。このシックハウス対策で内装材の制限や居室に換気扇を設ける事が義務付けられるようになります。そんな時代背景もあり、調湿、消臭機能がある珪藻土が注目され、「健康建材」、「自然素材」として徐々に世に広まっていきました。

 

 

珪藻土クロスとは?

「自然素材」として人気の珪藻土ですが、壁紙に比べるとコストは2~3倍以上変わってきます。一部屋だけの模様替えであればそれほどでもありませんが、お家全体で考えると、予算オーバー、なんて事に。そこで生まれたのが珪藻土の成分を壁紙の表層部に漉き込んだ珪藻土クロスです。日本の主なクロスメーカー数社から出ていてそれぞれ調湿、消臭機能をうたっています。ただ厚み1mmにも満たない壁紙ですので、本物の珪藻土と同じような効果は期待しないほうがいいかもしれません。

ここでBELLSが珪藻土クロスに着目するのは、機能性の部分ではなく、そのテクスチャーです。一般的に天井、壁の仕上げとして使われているビニールクロスには表面に特有の光沢があり、漆喰や珪藻土に代表される塗り壁の仕上げとは異なります。塗り壁はざらっとした質感で、(漆喰にはツルツル仕上げもありますが)ツヤが無く、見た目に落ち着いた印象を受けます。この雰囲気をお手頃価格で(ビニールクロスよりは高いけど、珪藻土よりも安く)手に入れる事が出来るんです!

 

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よく「料理は目で食す」と言います。食事の時、感覚の中で一番よく働いているのは、味覚(味)でも嗅覚(香り)でもなく、実は視覚。 暗い中で食事をしてもおいしく感じない理由は視覚からの情報が極端に少ないためだといいます。いい例えかどうかはさておき、お家の中で天井、壁はかなりの面積を占めます。その仕上げをビニールクロスではなく珪藻土クロスにする事で視覚によってお部屋の雰囲気は大きく変わり、室内の空気までもきれいに感じる事でしょう。

 

 

素材×光

次にこの珪藻土クロスのテクスチャーと照明の光との関係についてのお話です。空間に広がる光の印象は、空間を構成する天井、壁の素材の色や材質に大きな影響を受けます。例えば天井や壁に光を当ててその反射や拡散光を利用してお部屋を明るくする間接照明は落ち着いた雰囲気で素敵ですね。白いつや消しの壁と拡散光は大変相性が良く、照明器具の映り込みも無く、ほんのりとした光のグラデーションがお部屋に広がります。壁に取り付けるブラケットライトの灯りもとてもきれいに映ります。最近ではビニールクロス素材も良くなり、それほど表面の光沢が気にならなくなりましたが、この光の柔らかい反射はやはり珪藻土クロスの方に軍配が上がりそうです。

ダウンライトの光を壁に当てるウォールウォッシャーという手法を用いたダイニング。ツヤのない白い壁にほんのりとした灯りだまりがくつろぎの空間を演出してくれます♪

 

 

デメリットは?

マットな質感が売りの珪藻土クロス。照明との相性がいいことも分かりましたが、デメリットは?
まず一番に挙げられるのはお掃除の問題です。一般的なビニールクロスは汚れが付きにくいという性質があり、たとえ汚れがついたとしても硬く絞った雑巾などで拭き掃除ができます。珪藻土クロスは触ってみるとわかりますが表面がザラザラしています。それがマット感や本物の塗り壁のような風合いを出す部分でもあるので致し方ないのですが、どうしても汚れが付きやすいということになります。

またビニールクロスと比べると厚みが薄いので仕上がりに関してジョイント部や入隅、出隅などが目立つことがあります。これは素材だけが原因ではなく、施工する職人の技量による部分も大きく、職人泣かせの施工難易度の高い建材と言えます。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。仕上がりの雰囲気がよく、質感のいい珪藻土クロスですが、メンテンナス性や施工性には少し難があります。メンテナンス性に関しては本物の珪藻土にも同じことが言えますが、これは自然素材ならではのデリケートな部分として理解したいところです。
もともとは珪藻土の持つ調湿・消臭機能をお手軽価格でという事で登場した珪藻土クロスですが、BELLSでは仕上がりの雰囲気や質感の良さでおススメしています。完璧な建材はありませんので珪藻土クロスの持つメリット、デメリットを正しく理解した上で、お部屋のコーディネートをしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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