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BELLS LETTER Vol.30 発行しました!

 
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杉のお話

年が明けてから気が付けば今年ももう2か月が経とうとしています。例年この時期のあいさつ「立春が過ぎ暦の上では春なのに、まだまだ寒い日が・・・」となりますが、今年は「立春が過ぎ暦通り春がきました!」ってな感じで本当に暖かい冬ですね。奮発して取り付けたペレットストーブもペレットの消費が思いのほか少なくて済み、喜んでいいのか悪いのか暖冬の恩恵を感じる今日この頃です。ただ暖冬はさておき、世間では新型コロナウィルスが猛威を振るい、TVのニュースやワイドショーでは連日大きく取り上げています。健康面での感染被害はもちろんですが、リフォーム業界にも影響が出ています。LIXILやTOTOなどの住宅設備メーカーは、中国全土でのコロナウィルスの拡大と春節の期間延長等により、サプライヤー(商品の部品を製造する業者)からの部品供給の遅延を理由に設備機器、建材等の納期遅延、商品によっては受注停止にまで発展しています。これは建築業界だけではなく、すでに様々な分野でも影響が出ています。今年は東京オリンピックもありますし、一日も早い終息を願うばかりです。

 

吉野杉の製材所の敷地にはいたるところに杉の原木(丸太)が山積に置かれていました。

 

さて今回のテーマは「杉」です。春先に花粉症に悩まされるイメージが定着してしまいましたが、杉は日本で最も多く植林され、日本人最も身近な木材です。先日、奈良県の吉野町で生産される「吉野杉」の製材所におじゃましてきました。吉野杉は日本三大人口美林(あと静岡県の天竜杉と三重県の尾鷲杉)の一つで、日本最古の林業地です。自宅建設の際、外壁や室内の天井、壁に採用してすっかり吉野杉のファンになり、機会があれば一度現地に行ってみたいと思っていましたがやっと今回実現しました。吉野杉の特徴はズバリ「節が少なく、赤身の部分が多い!」という事です。これは「密植多間伐(みっしょくたかんばつ)」と呼ばれる植林方法に秘密があります。吉野杉は苗木を通常の倍位の超高密度で植えます。こうすると、杉の苗木同士が競争し、上へ上へと真っすぐに育ちます。すると林の中が暗くなるので、自然に枯れ枝が落ち、木の上部だけ枝葉が付いた林になります。さらに枝打ちと言って、ある高さまでの生き枝をその付け根付近から除去したり、木が大きくなるにつれ、木を間引く間伐を何回も行う事で、節の少ない杉が育ちます。また密植された林は暗く光が少ない為、杉の成長スピードはとてもゆっくりになります。その結果赤身が多くなるというわけです。赤身とは、木の中心部にある色の濃い部分で、香りや防虫効果のある成分が豊富に含まれており、外側にある白太部分よりも耐久性に優れています。一方で、木の中心部にある赤身は節も出やすい為、無節かつ赤身という木材は、大きな木でないと取れにくい希少な部位とされています。無節の赤身は、いわばマグロでいう「大トロ」の部分で、吉野杉からは取りやすいという事なんです。また、吉野杉の赤身はピンク色を帯びている為、製材した時に見た目も美しく、自分もこの美しさにやられてしまいました。さて吉野杉の特徴は分かりましたので、節の有無、大きさなどによる木材のグレードについてご紹介したいと思います。

 

 

このように大きく4種類に分けられます。無地は最高グレードだけあって、色味や木目を揃えやすく、施工後の仕上がりも大変キレイです。逆に一等は節が多く仕上がりはどうなの?と思うかもしれませんが、逆に天然の木材らしい味わいのある仕上がりになります。そもそも他の産地の杉に比べれば節も少なめなので、コストパフォーマンスの良さから言っても十分選択肢に入ってきます。このように杉板は節の有無、大きさによって全体の印象が大きく変わりますので、どんな雰囲気のお部屋にしたいかでじっくりと選びたいですね。これらすべてのカットサンプルをいただいてきましたので、興味のある方はベルズまでお声がけください!さて製材所では原木(丸太)の皮むきに始まり、台車と呼ばれる搬送機械での丸太の大割り、角材へ製材、さらに乾燥といった具合に全ての工程を見学させていただきました。また丸太の年輪を見て、「間隔の広い部分は春から夏にかけて、狭い部分は夏の終わりから冬にかけて出来た部分、さらに杉は年輪幅が等間隔である物が良質材とされ、若い時期(植えてから10~20年)には枝打ちで成長を抑制し、この後は間伐で成長を促進して年輪幅が等間隔になるように育てます。」など、杉の育て方まで詳しく説明してくださいました。お忙しい中、貴重なお時間を割いていただき感謝です!

 


杉や桧の大樹が生い茂る参道を通り、古代日本へとタイムスリップ!?

 

さて製材所の見学を終え、ちょっと寄り道。「古事記」や「日本書紀」に記される日本最古の神社「大神神社(おおみわじんじゃ)」に参拝。スピリチュアル・カウンセラー江原啓之さんが日本で5本の指に入るパワースポットと紹介されたことでも有名な神社で、その特徴は本殿が無い事です。背後に広がる三輪山がご神体そのものという考え方で、拝殿から山に向かって参拝します。またこの神社には「巳の神杉(みのかみすぎ)」と呼ばれる推定樹齢350年の立派な杉の木が神木として祀られていました。そびえ立つ巨樹を目の前にして、あらためて杉は日本の歴史や文化に深く関わっているんだなぁと強く実感しました。いかがでしたでしょうか。今回の旅を終え、いつものように現場に行くと、ふと目に入った杉の羽目板が何となく神々しく見えてきました。(笑)

 

 

BELLS KITCHEN

暖冬だ、暖冬だと言われていますがいくら何でも暖かすぎやしませんか?1月2月は1年で一番寒い時期であるはずなのに、このポカポカ陽気。気持ちよく過ごす事が出来てうれしい反面、ちょっと怖い気も・・・地球温暖化は着実に進んでいるのですね。そんなわけで、すっかり気分は春。ひな祭りですね。今回はお祝いらしい華やかな簡単手まり寿司と今が旬のわかめを使ったサラダをご紹介します。

 

手まり寿司の作り方
①お米を固めに炊き、市販のすし酢と合わせ酢飯を作り冷ましておく。
②ラップにスモークサーモン、ローストビーフ、そして酢飯をのせ、丸く握り形を整える。
③飾りにレモンやカイワレをのせて出来上がり!

豆腐とわかめのサラダの作り方
①木綿豆腐をしっかり水切りする。
②水切りした豆腐を一口大に手でちぎり、同じくらいに切ったアボカド、わかめとざっくり混ぜ合わせる。
③和風ドレッシングをかけて出来上がり!

 

 

編集後記

今月の初めに東京の国立スポーツ科学センターにてアーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミングから呼び方が変わりました。)の日本代表選考会が行われ、娘が見事選ばれました!おめでとー!選ばれたメンバーは今年の8月にカナダで行われる世界ジュニア選手権大会に出場するという事です。がんばれ!と声をかける事くらいしかできませんが、しっかりと応援したいと思います!
さて先日念願だった看板をようやく立てる事が出来ました。住宅街ですので主張しすぎず、それでいてベルズのロゴは良く見えるようにと程よい塩梅で出来上がりました。看板を出す事で地域の方々にベルズを知ってもらえると同時に、この場所でしっかりと地に足の着いた仕事をしていかねば!と身の引き締まる思いになりました。それでは次回のベルズレターは5月発行の予定です。お楽しみに!

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