浴室リフォームと水回りのバリアフリー化を鎌倉市や藤沢市エリアもOKなベルズが紹介します

お子さんの手も離れ、ご夫婦二人の生活が始まる50代。
「そろそろリフォームを」と考えておられる方もいらっしゃると思います。
そして、50代以降の方がリフォームを考えられたとき、一番気になるのが、これから10年、20年と年齢が進んだときのことではないでしょうか。
もしかすると、夫婦どちらかが歩きにくくなるかも。
どちらかが車いすを使う生活になるかも。
一人でお風呂に入れないかも。
だからでしょう。
50代以降の方のリフォームには、次の3つのバリアフリー化リフォームが人気です。
- 浴室
- キッチンや洗面所
- トイレ
でも、今は夫婦とも動けているし、快適に暮らしておられるのでバリアフリー化するポイントがわかりづらいと思います。
そこで今回は、リフォームの専門家である「ベルズ」が、バリアフリー化するときに知っておいてもらいたいポイントをご紹介していきます。
1: 浴室のバリアフリー化リフォームのポイント
水回りのバリアフリー化で、もっとも難しいと言われているのが「浴室」です。
だいたい浴室は狭いですし、水が流れていますから滑りやすい。
ちょっとしたバランスの崩れや、力の掛け方で転んでしまうこともありますから、慎重な行動ができる余裕が必要になります。
まず、浴室をバリアフリー化するときのポイントとして覚えておいていただきたいのは「扉」です。
浴室に入る「扉」ですが、開く方向が「内開き」なのか「外開き」なのかがポイントとなります。
一般的には浴室内の水分が外へ漏れないように「内開き」になっていることが多いのですが、内開きの場合、洗い場で倒れた場合に扉があたってあけることが困難になります。
全く開けられないわけではありませんが、救助するのに時間がかかりますから、できれば扉は「引き戸」にしておきたいところです。
引き戸でしたら、すぐに開けられますので救助もできますし、出入りする幅が広めになりますので脱衣場へ移動するのも簡単になります。
もうひとつ扉で気をつけておいてもらいたいことがあります。
それは、扉にガラスを入れないことです。
浴室で倒れたとき、扉のガラスにぶつかると大けがにもつながります。
ガラスではなく、強化ガラスやアクリル系の半透明になっているものを選ぶと、万が一の時にも安心です。
次に浴室のバリアフリー化で気をつけておくポイントはというと、出入り口の段差でしょう。
一般的な浴室をイメージしてもらうとわかりますが、脱衣場と浴室の境目は、浴室の水が外へ出てこないように段差があります。
しかし、この段差、車いすや介助者が必要な方には、途方もなく困難な箇所になってしまうんですね。
ですから、この段差をなくすことが次のポイントとなります。
「でも、段差をなくすと、浴室の水が外にでないの?」
と思われるかもしれませんが、そこはプロの設計と施工で脱衣場へ水が出ないようにすることが可能ですのでご安心ください。
さらに、もうひとつ、浴室のバリアフリー化のポイントがあります。
そのポイントとは「手すり」です。
浴室は滑ることが前提です。
ですから、滑らないように移動できる位置に手すりを取り付けていきます。
浴槽から立ち上がるときに使う手すり。
浴槽から洗い場へ移動するときに使う手すり。
洗い場で立ったり座ったりするときに使う手すり。
浴室へ出入りするときに使う手すり。
どのような場所へ手すりをつけると良いのかは、専門家に相談するといいですね。
経験から使いやすい場所を知っていますから、適切な場所へ取り付けてもらえます。
2: 洗面、脱衣室、キッチンのバリアフリー化リフォームのポイント
次は水回りのバリアフリー化リフォームのポイントです。
洗面所、脱衣室、キッチン、どれも車いすを想定すると、思っているよりもスペースが必要なことに驚かれると思います。
例えば、洗面所や脱衣室の場合、高齢者や車いすでの移動を考慮すると、
「間口1,650mm×奥行1,650mm」
この程度のスペースが必要だと言われています。
最低でもこのくらいのスペースがないと、車いすの場合には方向転換がしづらくなります。
意外にスペースが必要であることを覚えておいてください。
次に洗面所ですが、こちらも車いすに座って使うことを考えると、高さに注意する必要が出てきます。
床から720mm~760mmくらいが適切だと言われています。
また、洗面所の横に物を置ける平面のスペースがあると、使いやすくなりますし、寄りかかることもできますので動きやすくなります。
キッチンも同じように、車いすに座って使うことを考慮するなら、高さに注意することが大切です。
また、キッチンの場合、シンク下に足が入るようなモデルを選ぶことで、座ったまま快適にキッチンを使うこともできます。
3: トイレのバリアフリー化リフォームのポイント
最後に絶対必要となるバリアフリー化の場所「トイレ」についてご紹介します。
トイレを使わない生活はありえません。
ですから、快適に使えるようにしておきたいトップだと言えます。
では、どのようなポイントに注意しておけばいいのかというと、、、。
トイレの場所を考えておきましょう。
年齢を重ねるにしたがって、誰でもトイレが近くなります。
寝ているときにも行きたくなりますから、寝室に近い場所など、トイレまでの距離を考えておきましょう。
次のポイントは広さです。
車いすや介助者が必要になったときのことを考えて、1,500mm~1,800mmくらいのスペースを見ておくと安心です。
スペースだけを見ると「えっ、こんなに広いの!?」と思いますが、車いすが方向転換できるとか、介助者がかがんで介助することを考えると、これくらいのスペースが必要になります。
また、トイレにも浴室と同じように「手すり」の取り付けは必要です。
立ち座りするときの手すり。
移動するときの手すり。
トイレの中では、便座の位置と手すりの位置を先に考え、それ以外は使い勝手を優先するようにしておきたいですね。
さらに、寒い季節に起こりやすい「ヒートショック」を防ぐために、トイレ全体を暖められるようにしておくと、安心していつでも使うことができます。
4: まとめ
浴室、洗面、脱衣場、キッチン。
そしてトイレ。
どれも生活で使う場所ですから、これから10年後、20年後を見据えてバリアフリー化をしておくと、いざというときにも安心です。
「まだ早いな」と思われているのなら、手すりなどは今すぐでなくてもかまいませんので、スペースだけは確保しておかれるといいでしょう。
こんな風に、未来の快適性を考えたリフォームこそ、50代以降に必要なポイントになると思っています。