【受付時間】9:00〜18:00(定休日曜・祝日)

BELLS LETTER Vol.26発行しました!

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -

照明のはなし2

以前この紙面でもご紹介しました「照明」のお話ですが、今回はその続編です。リフォーム工事の工程を思い浮かべると大工が壁や床を作り、電気職人が配線をして、内装職人が壁紙を貼り、とその工程ごとにお部屋が変化していくのが分かります。そして最終工程が照明器具の取り付けです。工事期間中薄暗かった空間のあちこちにほのかな灯りが点灯するその瞬間、毎回お部屋に生命が宿ったかのような感覚にとらわれます。こんな経験から照明計画の重要性を意識してライティングコーディネーターという資格を取ったのが今から3年前の事です。光は人間の心理にとても大きな影響を与えます。昼間の明るくてやや白い太陽光は活動を促し、夕方のやや暗くてオレンジ色の太陽の光はリラックス効果があります。そんな事を頭に入れ、リフォーム後のお客様がそのお部屋でどんな時間を過ごし、どんな生活をされたいのかを常にイメージして照明計画を立てるよう心がけています。という事で今回は、具体的に照明計画を行う上での灯の考え方をご紹介したいと思います。

 

 

上の2枚の写真ですが、ダイニングテーブルは共に電球色のペンダントライトです。異なるのはリビング側が白色の蛍光灯シーリングライトか電球色のシーリングライトかという点です。2枚目の写真のように空間全体で灯の色味を合わせてあげると、非常に落ち着いた居心地のよい空間になるのが分かりますよね。

 

 

上の3枚の写真は光の出方の違う照明器具を配置した時のそれぞれのお部屋の様子です。同じお部屋ですが雰囲気が全く異なりますよね。一番上の写真は全て空間全体を照らす照明器具を配置したケース。真ん中の写真は全てポイントを絞って照らす照明器具を配置したケース。一番下の写真はペンダントライトのみ空間全体を照らす照明器具、残りはポイントを絞って照らす照明器具を配置したケース。どちらのケースがご自身の理想のイメージに近いでしょうか?光の感じ方は人それぞれですのでこれが答えですという事がありません。このように感覚的な部分が大きい所が照明計画の面白さであり、難しい所でもあります。

 

最近では照明の意識も高まり、一昔前まで主流だった天井にボーンと一つシーリングライトをつけるといった手法から、写真のように一つの空間の中で必要な個所ごとに照明器具を配置する一室多灯の手法がよく使われるようになってきています。さらに上記のような光の出方の異なる照明器具を箇所ごとに配置する事で、よりメリハリのある空間を作り上げる事が出来ます。

 

学生時代にオーストラリアで生活する時期がありました。日が沈みまわりが暗くなり始めると住宅街の家のあちこちの窓から明かりが漏れてきます。日本によくある青白い蛍光灯の灯りではなく、オレンジ色の何とも心地の良い柔らかい灯りが街のいたるところで見られました。学生だったという事で今ほど住宅に関心があったわけではありませんでしたが、窓から漏れてくる素敵な灯りの中で街の人々はいったいどんな暮らしを送っているのだろうと想像しながら夜道を歩いていたものでした。冒頭でもお話しましたが、光は人間の心理にとても大きな影響を与えます。それゆえ照明はただお部屋を明るくするだけのモノではなく、生活に潤いを与え、快適な住まいづくりを手助けしてくれるとても重要な住宅設備なんだという事をあらためて感じさせてくれます。

 

いかがだったでしょうか。皆さんも一度、お部屋の全体照明を消して、お手持ちのテーブルランプやスタンドライトをいろんな場所にスポット的に置いてみて下さい。きっといつも見慣れているお部屋の印象が変わり、見えてくる景色が違ってくるはずですよ。

 

新緑のさわやかな季節になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。弊社はと言いますと、このところ、立て続けに外まわりの工事が何件か始まろうとしています。いずれも足場を組んでの工事となりますが、その内容は屋根の葺き替えや外壁塗装、窓サッシの交換などいろいろです。今回の記事は内装にまつわるお話でした。お部屋の中で毎日目にするところであれば、傷みや不具合もすぐに気が付きますが、外まわりにはなかなか意識がいかないものです。お客様の中には「うちの屋根の種類は何だっけ?」なんて事もありました。屋根の上に上るのは危険ですが、目の行き届く範囲で構いませんので外まわりをチェックしてみてはいかがでしょうか。日々のチェックによりメンテナンス費用を最小限に抑える事が出来ますよ。それでは次回は8月発行予定です。お楽しみに!

この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© リフォームのベルズ , 2018 All Rights Reserved.