神奈川のリフォーム専門店ベルズが教えるリフォーム前の片づけと収納方法

リフォームの専門店「ベルズ」は、これまでいろいろな方のリフォームに携わってきました。
携わってきた中、みなさんリフォームを楽しまれ、新しい生活を送ることを大変喜んでおられるのですが、一点だけ
「もう、大変だった」
「もう、やりたくない」
「何が大変だって、コレ以外ないでしょ」
という反応を返してこられることがあります。
では、そういった反応を返してこられることとは、どのようなことなのかと言いますと、、、
「リフォーム前の片づけと収納計画」
リフォームだけではなく、引っ越しでも同じことが起こりますが、新しい生活をすぐにスタートしようと思うと、片づけと収納計画なしではスムーズにスタートすることはできません。
そこで今回は、リフォーム専門店の経験と知識から、リフォーム前の片づけと収納計画についてご紹介しておきたいと思います。
1: リフォームは人生の棚卸しと考えよう
リフォームは決して安いものではありません。
にもかかわらず、リフォームしてもあいかわらず家の中が荷物で溢れかえっている。
荷物を収納する場所が決まらない。
気がつくと棚の上に物が山積み。
通路にも物が積まれて、夕方の暗くなり始めた時間に歩いてつまずきそうになった。
転倒や骨折がなければ、笑い話で終われますが、もし転倒や骨折をしたとすると笑っている場合ではなくなります。
また、シニア世代がリフォームをすると、年齢的にリフォーム後は少しずつ体力や気力が衰えていきます。
ですから安全に安心して暮らせる家は、物が溢れず、自分たちに必要な物だけが揃っているのが理想。
だからこそ、シニア世代のリフォームには、リフォーム前の片づけと収納計画をきちんとやっておくことが必要なのです。
では、リフォーム前の片づけはどうすればいいのでしょうか。
実は、リフォーム前のあなたのお家にあるものは、あなたがこれまで歩んできた人生そのもの。
そこで、ただリフォーム前の片づけをするのではなく、あなたの人生を棚卸しするつもりで片づけをやってもらいたいのです。
これまで必要だと思っていた。
でも、、、リフォームした新しい住まいでは、本当に必要なのだろうか。
これまで向き合うことがなかった物たちと、じっくり向き合ってください。
そして、どこで使うのかも考えておきましょう。
これが収納計画になりますから。
それでは、あなたにとって理想の暮らしを具体的にイメージする方法をお話します。
2: 理想の暮らし方とは
リフォームした新しいお家。
そこであなたは、どのような理想の暮らしを送る予定ですか。
5秒間で結構です。
ゆっくり目を閉じ、心を鎮め、あなたにとっての理想的な暮らしをイメージしてください。
目を開けたら、次からの質問にひとつひとつ答えてみてください。
- あなたがこれからの人生で大切にしたいものは何ですか?
- あなたのこだわり、生き甲斐は何ですか?
- リフォームした新しいあなたの部屋。どんなことをしたいですか?
- 友人や知人、パートナーとどのような時間を一緒に暮らしたいですか?
さて、どのような答えが出てきましたか。
どれも間違いではありません。
正解や不正解はありません。
あなたの暮らしたいイメージが明確になっていれば、それでOKです。
3: 4つの大事なもの優先させる
リフォーム前の片づけで注意しておくことがあります。
それは、次の物を紛失しないようにすることです。
(1)お金・通帳・有価証券・保険証券
(2)必需品(常備薬など)
(3)免許証や健康保険証
そして、忘れてはいけないのが、あなたにとっても「宝物」が入ったバッグや箱。
リフォーム中は油断すると荷物があちこち移動して、紛失してしまうことがあります。
大きな工事となると、仮住まいの期間もありますから、ますます移動したときに紛失という可能性が高くなります。
この4つをいつも手放さず、どこにあるのかを決めておきましょう。
そしてパートナーにも置き場の共有を。
4: 間取りは音とニオイで考える
リフォーム後の収納計画を考えるとき、パートナーとのライフスタイルの違いを考慮しておくことが必要です。
例えば、夫は大音量で好きな映画を観たい。
妻は静かに読書がしたい。
このような場合、お互いの間取りがほどよく離れた距離になるため、どの部屋で誰が何をするのかを明確にし、収納計画を立てておいてください。
適当に物を入れてしまうと、妻が静かに読書している空間へ、夫が頻繁に映画のディスクを取りにくるという、ちょっと困った行動が起こります。
お互いが暮らしやすいと感じる間取りを考え、その間取りの使い方を見据えた上で収納する物を決めておいてください。
5: 新しい生活パターンに合わせた設計
収納計画というと、趣味の物のような気がしますが、生活用品の収納も計画しておく必要があります。
例えば、アイロン。
どこで、アイロンがけをするのかを考えましょう。
取り出しにくい離れた場所へ収納すると、手軽に取り出せないのでアイロンがけをしなくなります。
また、お米や野菜など、重量のある食材をどこに収納するのかも大切です。
玄関横や勝手口に置ければ、料理をするときのストレスが減ります。
このように、生活用品や食材などをどこに収納するのかも、考えておきましょう。
6: まとめ
リフォームして快適な生活をスムーズにスタートさせるには、リフォーム前の片づけと収納計画が必要です。
今回ご紹介しました内容を参考にして、ご家族で片づけや収納計画をリフォームプランに取り入れてください。
自分たちは、どのような暮らしを理想としているのか。
今後、どのようなライフイベントがあるのか。
こういったことを明確にして、リフォームプランを考えていくと、片づけや収納がスムーズに進められることでしょう。
50代以上のリフォームは、ただの家の改築ではなく、あなたの人生の棚卸しという側面もあります。
暮らしを見直し、必要のない物はさよならする。
このようなリフォームこそ、これからの暮らしを豊かにし、余裕をもちながら優雅に暮らせる源になるのだと思います。
ぜひリフォームをきっかけにして、人生の棚卸しをおこなってください。
そして、理想の暮らし方をイメージして、必要なものだけを身の回りに置いた快適な生活を手に入れてください。