シニアが快適に暮らせるリフォーム3つのポイントとは?

シニア世代になると仕事中心だった生活から、第二の人生を歩む、快適な暮らしを中心にした生活へと変化します。
少し前までは気にもならなかった体力的なこと、視力の変化などを感じはじめると、今の家の形だと不便とまではいかなくても、もう少し何とか快適に安心できるようにリフォームしたいと思われることでしょう。
そこで今回は、第二の人生を歩むとき、今よりももっと快適な生活を実現するためのリフォームについて、3つのポイントを紹介します。
1: 年齢と共に快適なことが変化する
3つのポイントの前に、知っておきたいことがあります。
それは、家の形は、私たちの年齢と共に変化することが「あたりまえ」だということです。
私たち自身の体力的なことも理由にあります。
少し前までは、昇り降りに不安や足のだるさは感じなかったけれど、最近は少し不安や疲労を感じることもあるでしょう。
夕暮れ近くになると、階段の段差が見えにくいということがあるかもしれません。
玄関まわりの緩い斜面が、きつく感じるかもしれません。
また、お子さんの部屋も、今は必要ないかもしれませんね。
特に使い道を考えていないから、お子さんが独立されてからも、何となくそのままになっている。
そんな方の話もよく耳にします。
このように、家の形は変化していきます。
というよりも、変化するのが当然なのです。
変化しないまま暮らすことは、こういったストレスになること、不安を持つこと、ケガなどのリスクを大切に持ったままだということです。
そこで、もっと快適に、安全に、ケガのリスクを減らした暮らしを手に入れるために、リフォームを考えてほしいと思います。
それでは、次からシニア世代のリフォームについて3つのポイントを紹介します。
2: 家のメンテナンスは簡単な方がいい
家をいつまでも健康な状態に維持することは、意外と簡単ではありません。
5年、10年おきに外壁の塗装をする必要も出てきます。
玄関のアプローチも敷き直す必要があるでしょう。
家は定期的なメンテナンスがあってこそ、いつまでも健康な状態を保てます。
しかし、シニア世代に入ると5年ごと、10年ごとにメンテナンスをすることは、かなり楽ではありません。
この「楽ではない」には、
- 肉体的なこと
- 金銭的なこと
両方で「楽ではない」といえます。
そこでシニア世代のリフォームを考えるときには、
「家のメンテナンスが簡単で楽」
これがキーワードになります。
例えば外壁の塗装が10年ごとだったのを、30年はメンテナンスの要らない方法を選んでみる。
リフォーム時の費用は10年ごとの外壁塗装よりも割高になりますが、10年×3回に必要な費用よりも、30年メンテナンスが要らない方が、結果的に費用も安くなる可能性があります。
メンテナンスやリフォームの回数が少なくなればなるほど、長期的に見て費用が低くなります。
まずは「メンテナンスが簡単、楽」を目指しましょう。
そして、こういうリフォームをしておくと、お子さんたちが家に戻ったときにも喜ばれます。
3: 健康と安全にフォーカスする
シニア世代だからということではありませんが、やはり気をつけておきたいのは「健康」と「安全」です。
年齢が進むことで、どうしても歩きにくくなることもあるでしょう。
足が上がりにくくて、床との段差につまずくかもしれません。
視力は一番最初に低下してきますから、夕暮れ時は危険な時間帯です。
このように、年齢と共に「健康」と「安全」を意識することは、ご自身の為でもありますし、パートナーやお子さんたちへの為でもあります。
階段、浴室、床。
家庭内事故と呼ばれることが発生しやすいところですし、転んでケガをすると、せっかくの楽しく快適な暮らしが台無しになるかもしれません。
いつまでも健康でありたい。
いつまでも安全に暮らしたい。
これはご自身だけではなく、誰もの願いです。
家の外まわりは「簡単、楽」に。
家の内側は「健康、安全」に。
このポイントを覚えておいてください。
4: 何といっても「楽」できること
3つ目のポイントは、全てにおいて「楽」なことです。
- 精神的に楽
- 金銭的に楽
- 肉体的に楽
特に家事が楽になることは、重要なポイントです。
家事は毎日のことですし、意外と運動量が多いものです。
料理の途中。
食器の出し入れ。
高いところにものを置いたりすると危ないですから、より快適に安全な場所を見つけたいものです。
また、自分たちの趣味の部屋もリフォームすることで持ちたいですね。
自分だけの楽しみの部屋、お友達を呼んで楽しめる部屋があることは、精神的にも楽になります。
そして、お子さんたちにも喜ばれるのが、省エネ設備を使ったリフォームです。
毎月の光熱費が少なくなる太陽光などを検討したり、断熱材を使って家そのものの性能をアップするという方法もあります。
5: まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回お話させていただきましたように、家の形は年齢と共に「快適」の定義が変化します。
これは特別なことではありません。
毎日の行動や趣味、ライフスタイルに快適さは左右されますし、家は快適な空間であることに意味があります。
少しの使いづらさ。
少しのモヤモヤ感。
これからも毎日、目で見て、手で触れて、耳に届くところです。
一つひとつは少しのことでも、やがてストレスになることもあります。
これからの楽しい日々、もうストレスとは“さよなら”しましょう。
そして、あなたにとって快適な家の形をリフォームで手に入れてください。