50代だからこそ間取りをリフォーム!子育て空間から大人の空間へ

子育てから卒業し、自分たちのための時間と空間を手に入れる。
それが50代でしょう。
今までとは違い、
- 自分たち大人が便利だと感じられること
- 自分たち大人が快適だと感じられること
- 自分たち大人が豊かに暮らせること
このようなことにフォーカスし、これからの人生を楽しむのが50代。
そこで50代だからこそ、自分たち大人の暮らしを豊かにするために、家の間取りをリフォームして、より快適で魅力的な暮らしを送りたいと思いませんか?
今回はリフォームの中でもっともニーズが多い、50代の方の間取りリフォームについてご紹介します。
1: 30代までの家は「子育て」間取りです
初めて住宅を取得するのは、何十代だと思いますか?
実は「30代」がもっとも多いと言われています。
確かに新興住宅地の近くに行くと、30代のご家族が小さなお子さんと散歩されていたり、近くの公園で遊んでおられるのを目にします。
ということは、30代で手に入れた家は、子育てをメインに考えて選んでいると言えますね。
当然、部屋の間取りや庭のつくり。
キッチンでは、いつでもお子さんが見えるようになっているでしょうし、子供部屋は2階の日当たりの良いところが選ばれていることでしょう。
車も1台で十分ですから庭を広めにとり、お子さんが自由に走り回れるようになっていたり、転んでもケガをしないように芝生が敷かれていることが多いです。
しかし、時間が経ち、お子さんが成人され、社会人となり独立された今となっては
- 誰も使っていない子供部屋(でも、日当たりが最高)
- 手入れが大変な芝生(できれば家庭菜園をはじめたい)
- 追加で作った駐車スペース(こっちは趣味のスペースにしたい)
というように、生活のスタイルが大きく変化しています。
そして、おわかりのとおり、今のままではもったいないのです。
やっと子育てを卒業し、自分たちの時間、空間を存分に楽しめる時期が来たのですから。
そこで、50代の「大人の空間」について考えてみましょう。
2: 50代になると家は「自分」間取りに変わります
50代に入ると
- 子育てから卒業(やっと自由)
- 体力的に少しだけ衰えを感じる(でも、まだまだ)
- 余裕を持てる気持ちが身についた(人生経験)
このようなことを感じられていることでしょう。
そして、人間は次の段階へステップアップします。
どのような段階かというと
「自分自身をもっと高めたい」
マズローの欲求5段階説で言うと、一番上の欲求へ到達します。
ですから、50代はリフォーム人口の8割を占めているのでしょう。
年齢的にも、欲求的にも、今住んでいる家の健康状態的にも、リフォームに最適な時期が50代。
だからこそ、自分自身をもっと高めるための間取りへリフォームすることが必要なのです。
もう、子ども中心の間取りでなくて良いんです。
自分自身の間取り、自分とパートナーが快適に楽しく暮らせる間取り。
このように変化させることが、50代のリフォームの醍醐味ですし、これからの人生に必要なリフォームなのです。
3: 50代におすすめの間取りとは?
それでは、50代の間取りにおすすめなのは、どのようなものでしょうか。
(1)庭の芝生
芝生は手入れが大変です。
そして庭を走り回るお子さんは独立していきました。
手入れの楽さと、快適な暮らしを両立する間取りはというと、
「ウッドデッキ」
を取り付けましょう。
室内からすぐ出られるようにウッドデッキを作っておくと、季節を感じながら趣味を楽しむ空間にもなります。
(2)キッチン
キッチンからお子さんを見守る必要はなくなりました。
ということは、自分たちが動きやすいキッチンに間取りを変化させましょう。
部屋の周りを動きやすいようにデザインすることで、キッチンがみんなの楽しみの場に変わります。
また将来、車いすが必要になっても、動きやすいデザインならバリアフリーも兼ねていますので、長く快適に暮らすことができます。
(3)子ども部屋
日当たりのいい子ども部屋。
でも、今は誰も使ってない。
もったいないですよね。
そこで、新しい使い方、新しい間取りを考えてみましょう。
例えば、
- 大人の趣味の部屋にする(大人部屋はありませんから)
- 寝室を分ける(のびのび眠りたいから)
- 日当たりが良くない部分を収納にする(1階をスッキリさせたい)
このように新しい間取りを考えることで、家は今まで以上に、魅力的に変化します。
これから5年、10年続けられる趣味の部屋なんて最高です。
歩きやすくて、おしゃれなキッチンやテラスは自慢のスペースになるでしょう。
ウッドデッキの一部にプランターでハーブを育てて、いつでも新鮮な調味料にするのもいいですね。
お子さんのための家や間取りではなく、あなた自身の家や間取りにリフォームすることで、これからもっと楽しく豊かな暮らしを実感することができるでしょう。
ぜひ、リフォーム適齢期の50代に、大人の間取りを考えてみてください。
4: まとめ
50代のリフォームは「自分」のリフォームです。
そして、まだ少し先ではありますが、老後を見据えたバリアフリーも考えておく時期でもあります。
これからどういう人生を送るのか。
誰と人生を送るのか。
暮らしを支えるのは何か。
このようなことも考えながら、間取りをリフォームし、将来のバリアフリー、年金での生活を見据えた省エネ対策も視野にいれておきたいところです。
50代は肉体的にも、精神的にも、金銭的にもまだまだ余裕があります。
だからこそ、余裕のある今のうちにリフォームを行い、定年後は快適なリフォームが行われた家で悠々自適に暮らす。
ぜひ、独立されたお子さんが羨むような、おしゃれなリフォーム、イマドキの設備にリフォームしてみてください。
「これから楽しむんだから、まだまだお前たちには譲れないよ」
そんな余裕の一言が言えるリフォームにしてほしいと思います。