腰痛肩こりを予防する快適キッチンの高さと身長の関係

投稿日:2019年02月27日

 

腰痛肩こりを予防する快適キッチンの高さと身長の関係

キッチンの高さに悩んでおられる方、迷っておられる方が多いようです。

 

悩みや迷いの原因はというと、キッチンの使い勝手もさることながら

 

腰が痛くなる

肩がこる

 

という、身体的な辛さからきています。

 

では、どのような高さのキッチンなら快適に使えるのでしょうか。

 

今回はリフォームの経験から、腰痛や肩こりを予防し、毎日の辛い家事から解放されるキッチンの高さと身長の関係についてお話していきます。

 

1: 適切なキッチンの高さとは

 

JIS規格によるキッチンの基準となる高さの出し方があります。

 

身長 ÷ 2 + 2.5cm

 

 

例えば、身長が160cmの方の場合なら

 

160 ÷ 2 + 2.5 = 82.5cm

 

身長が165cmの方の場合なら

 

165 ÷ 2 + 2.5 = 85.0cm

 

 

そしてもう一つ、JIS規格によるキッチンの高さは、

 

80cm、85cm90cm95cm

 

というように5cm刻みで4つの種類が決められています。

 

 

もしあなたの身長が165cmで、今お使いのキッチンの高さが80cmなら、基準の高さよりも低くいため、キッチンに立ったとき中腰になっている時間が長いはずです。

 

そうすると中腰が原因となり腰の筋肉に負担が増え「腰痛」の症状が出てきます。

 

 

また反対に、あなたの身長が160cmで、お使いのキッチンの高さが90cmなら、基準の高さよりもかなり高くなっています。

 

そうするとキッチンに立ったとき両肩が上に上がるため、首のまわりや肩周辺の筋肉が緊張状態となり、この状態が毎日のキッチンワークで続くことで「肩こり」の症状が出てきます。

 

 

キッチンは、ただ料理ができれば良いというだけではいけません。

毎日続ける場所なので、体にやさしい環境にしておくことが必要なのです。

 

そして腰痛や肩こり以外にも、高さの合っていないキッチンは

 

  • 包丁で硬いものを切るとき怪我をする可能性があります
  • 野菜を刻むときちょうど良い力が入らないこともあります
  • 洗い物をする時間は意外に長いので肩こりや腰痛の原因になることも

 

もしキッチンリフォームを検討されているのなら、これまでの我慢をしなくて良い、あなたに最適な高さのキッチンを手に入れましょう。

 

2: 使うところで高さが変わる

 

キッチンの高さを決めるとき、先ほどお話しました計算式から求めた基準値を参考にし、あなたの使いやすい高さを決めることになります。

 

ここでひとつ知っておいていただきたいのですが、キッチンの高さはつかうところで少しずつ変わってくるということです。

 

どういうことかと言いますと、

 

  • 調理台の高さ
  • シンクの高さ
  • コンロの高さ

 

それぞれキッチンで使う場所によって快適な高さが変化します。

 

調理台なら、切る、混ぜる、下ごしらえするという作業がメインですので、高さが低いと中腰の時間が増えて体に負担が掛かります。

 

シンクは洗うところが下がっていますから、少し高めであっても使えます。逆に低すぎるとこちらも中腰で洗うのでかなり辛いはずです。

 

コンロは高すぎるとお鍋やフライパンの中が見えにくくなるので危険です。

また、コンロは調理台やシンクのように、ジッと止まって作業をすることは少ないため、少し低くても使えます。

 

このようにキッチンと一口に言っても、それぞれ使う場所によって快適な高さが変わってきます。

 

 

そしてもうひとつアドバイスです。

 

キッチンで作業をされるとき、ほとんどの人がスリッパを履かれることでしょう。

また、キッチンの中でも特にシンクや調理台の前には、キッチンマットを敷く方も多いはずです。

 

この2つのアイテム「スリッパ」「キッチンマット」によっても高さの印象が変わってきます。

 

 

かかとの付いているスリッパの場合、身長よりも数センチ高くなることもありますので、この2つのアイテムのことも忘れないようにしてください。

 

3: ガス台とIHの違いも考えよう

 

さらにコンロの部分を見ておきましょう。

 

少し前ならコンロには「ガス台」が一般的でした。

 

しかし最近ではオール電化によって「IH」も増えています。

また、従来と同じガス台であっても、IHを意識してゴトクの高さを下げることでフラットな作りになっているものも登場しています。

 

ここで気をつけてもらいたいのが、それぞれの高さの違いです。

 

従来のガス台なら、ゴトクがフラット面よりも上に出ているため高さも比較的高くなります。

 

ゴトクが下がっているガス台やIHなら、従来のゴトク分の高さがありませんので、高さが思っているよりも低くなります。

 

リフォームされるとき、

 

  • 従来のゴトクが上に出ているガス台
  • ゴトクが下がったガス台
  • IH

 

どれを選ぶのかによって、コンロの高さが変化することも覚えておいてください。

 

4: 快適なキッチンには吊戸棚も要チェック

 

最後に、キッチンをより快適にするためには、吊戸棚の高さもチェックしておきましょう。

 

高すぎる位置の吊戸棚は、使えない捨てても良いものの収納庫になってしまいます。

 

低すぎると今度は使い勝手が悪くなり、結局は棚の中に何も入れないか、入れたとしても使わないものを入れるため、これも必要のない収納庫になってしまいます。

 

 

そこで、せっかく吊戸棚をつけるのなら、調理台やシンク、コンロと同じように身長に合わせたものを取り付けてください。

 

 

あなたが立った状態で見える、手が届く、出し入れしやすいのが基本です。

 

今は、使うときだけグィっと目線まで引き下ろせる「ダウンウォール」という収納方法もありますので、キッチンと一緒に検討してみてください。

 

5: まとめ

 

キッチンは毎日使うところです。

そして、キッチンに立っている時間は長いものです。

 

体に合わない高さのキッチンを使っていると、どんなに工夫しても腰痛や肩こりは起こります。

 

でも、たった5cmの違いで快適になることもあります。

 

 

毎日使うキッチンが原因で腰痛や肩こりで悩まされておられるのなら、今回の内容を参考にして、まずは実物を見に行ってください。

 

最近なら

 

・メーカーのショールーム

・ホームセンター

・大手家電ショップ

 

こういったところへ行くと実物のキッチンの前に立つことができます。

 

そこであなたの腰や肩が楽な高さをいろいろ試してみてください。

 

また、ショップなどへ行くのはちょっと・・・、とおっしゃる方は、お友達のキッチンを借りて腰や肩の具合を見てみるのも方法です。

 

キッチンは一度変えると、次に変えるまで期間があります。

あなたがキッチンでもっとも快適に過ごせる高さを見つけてください。