バリアフリー~誰かのためにリフォームでできること~

投稿日:2018年10月09日

バリアフリー~誰かのためにリフォームでできること~

リフォームというと間取りを変えるとか、キッチンの場所を移動するとか、子供部屋をなくして趣味の部屋を作るとか、

 

そういう希望から始まることが多いと思います。

 

でも、リフォームはこれだけではありません。

 

人は誰もが高齢になり、体が思うように動きにくくなります。

そんなとき、元気に体が動いていた304050代と同じとはいかなくても、できるだけ自分で動けて快適に過ごせるような空間を作るのもリフォームの役目だと思います。

 

そこで今回はリフォームで行うバリアフリーについてご紹介していきます。

 

1: バリアフリーのリフォームをするタイミング

 

バリアフリーのリフォームをするタイミング

バリアフリーは必要だ

 

 

ということは、現在、多くの方がご存じです。

 

しかし、いざ自分ごととして考えたときはどうでしょうか。

 

  • まだまだ大丈夫
  • 動けているから必要ない
  • まぁ、動けなくなったらね

 

このように頭の中で思っていないでしょうか。

 

 

これは仕方のないことです。

人間は自分に降りかかってこないと実感が湧きませんし、前もってやっておこうという気にもなりにくい生き物です。

 

ここで考えていただきたいのですが、もしあなたが今の年齢から10年経過したとき、リフォームをするとしたら辛くないでしょうか。

 

体が動きにくくなったから慌ててリフォームでバリアフリーにしようと思っても、バリアフリーが完成するまでの間、かなり不便な生活が待っています。

 

仮住まいへの引っ越し。

リフォーム工事中の騒音。

 

また、リフォームほど大げさなことはせず、手すりや段差をなくす工事だけやったとしても、今度はお家の見た目が残念な状態になるかもしれません。

 

 

ですから、リフォーム専門業の私としては、実際にあなたの体が動きづらくなる前に、

 

お家の修繕やリフォームを行う、新築から20年、30年目を迎えたとき、リフォームと一緒にバリアフリー化をやっておくのがベストタイミングだと考えています。

 

このタイミングであれば、あなたの体も元気ですし、一時的に仮住まいへ引っ越しをしても疲れることが少ないでしょう。

 

さらに、修繕やリフォーム、バリアフリーに必要な費用も、この頃なら働き盛りですから経済的にも安心です。

 

退職金と年金生活に入ってから、大がかりな修繕やリフォーム、バリアフリー化が必要となると経済的な不安が多くなり、本当に必要なことができないままということにもなり得ます。

 

2: バリアフリーのリフォームで知っておきたいお金のこと

 

バリアフリーのリフォームで知っておきたいお金のこと

もし、すでに要介護や要支援者の方がご自宅にいらっしゃる場合なら、バリアフリーのためにリフォームするときには、自治体へ問い合わせてみることが必要です。

 

と言いますのも、自治体によってバリアフリー化への補助金や減税を行っているところがあるからなんです。

 

対象となるバリアフリーリフォームや補助金の金額などは、あなたがお住まいの役所へ問い合わせられるのがもっとも正確です。

 

こういった情報に関しては、ネットの情報を探すよりも、お住まいの役所へ足を運び直接問い合わせるのが早いです。

 

同時に、条件はありますが国税庁が行っている減税措置もありますので、こちらに関しては国税庁のホームページやベルズのようなリフォーム専門業へお伺いください。

 

3: バリアフリーリフォームの基本とは

 

バリアフリーリフォームの基本とは

では、バリアフリーリフォームの基本についてお話しておきます。

 

(1)手すり

廊下や階段に手すりは必須です。

 

また、居間や台所など、座ったり立ったりすることの多い場所にも手すりがあると体を支えることができますので安全ですし便利です。

 

ちょっとしたことでバランスを崩すことが増えますから、普段の生活でどの部分をよく使うのかを見ておきましょう。

 

(2)段差

車いすを使っているかどうかに関係なく、部屋と部屋の敷居、ちょっとした段差をできるだけなくしておきましょう。

 

また、カーペットや上敷きなどを引いている場合、端の部分に足が引っかかり転ぶ危険性もあります。

 

これも段差と考えることができますので、固いものだけではないことを覚えておいてください。

 

(3)

できるだけ引き戸へリフォームしておきましょう。

 

車いすや杖を使った状態でも使いやすいという理由もありますが、他にも引き戸が良い理由があります。

 

それは、もし本人さんが倒れたとしても扉が開けれられるということです。

 

例えば中折れ式の扉の場合。

内側で本人さんが倒れていると、扉を開けることができません。

 

内開き、外開き、どちらの扉であっても開く部分に、本人さんが倒れていると扉が開きません。

 

こういう状態になると、助けることもできません。

 

できるだけ引き戸にするのがおすすめです。

 

(4)

とにかく「転ぶ」ことが危険です。

 

ですから滑りにくい床へリフォームするのが良いです。

また、簡単に水拭きできる材料の方が、介護が始まったときには便利です。

 

そして、細かな柄の入ったフローリングは避けておきたいですね。

視力が下がってくると、細かな柄は見えないといけないものを見逃す原因になります。

 

(5)灯り

夜にトイレへ行くときなど、つまずかないように廊下や角に灯りを用意しておきましょう。

 

電源コードを引っ張ってランプをつける方法もありますが、電源コードが足にからまって転ぶ危険性もありますので、リフォームのとき一緒に天井や壁へ埋め込み式のランプを入れておくといいですね。

 

基本的な部分なこの5つになります。

 

さらに介護などを含めたバリアフリーを考えるなら

 

  • トイレ
  • 浴室
  • 洗面所
  • 玄関

 

これらが次のステップとなるでしょう。

 

もしお部屋が2階以上にあるなら、家庭用のエレベーターを設置するという選択もあります。

 

まずは基本の5つを考え、足りない部分を追加して検討してください。

 

4: バリアフリーリフォームを依頼する業者の選び方

 

バリアフリーリフォームを依頼する業者の選び方

大切なのは、

 

バリアフリーが得意な業者かどうか

 

費用ばかりに目がいきがちですが、安くても使えないなら意味がありません。

 

バリアフリーのリフォーム実績があるのかどうか。

施工事例を見せてくれるのかどうか。

 

リフォーム業と言っても、得意な分野とそうでない分野があります。

 

どうしても見つからない場合は、地域のケアマネジャーさんに相談するとご存じの場合もあります。

 

5: まとめ

 

バリアフリーのリフォームは、元気なときには意識が届きにくいです。

 

しかし、いざとなったときでは遅いのです。

ただ遅いだけなら良いのですが、バリアフリー化がされていないため、家の中で動かずベッドで過ごす時間が増えたり、

 

外に出掛けにくいので人と話すことが減ると、寝たきりや痴呆という症状が進むこともあります。

 

できるだけ元気なときに、バリアフリーを考えてみてください。

そしてお子さんが独立され、フルリフォームを考えられたとき一緒にバリアフリーも考えてもらえるといいのではないでしょうか。