住まいのリフォーム成功ポイント!シニアの健康と安全は彩りから

投稿日:2018年05月03日

 

住まいのリフォーム成功ポイント!シニアの健康と安全は彩りから

住まいのリフォームというと、

  • 玄関まわりを変える
  • カーポートを変える
  • 屋内の扉を変える

 

  • 浴室を変える
  • トイレを変える
  • キッチンを変える

 

このようなことが思いつきます。

 

しかし、これら代表的なリフォームで知っておいてほしいことがあります。

 

それは、これら全てに関わる大切なこと。

 

見落としがちですが「どんな色を選ぶのか」ということなんです。

 

色の選び方ひとつで、部屋の中が落ち着く空間になることも、そうでなくなることもあります。

また、広く見えることもありますし、危険度が増すこともあります。

 

今回はリフォームするとき、ぜひ知っておいてほしい「色」について紹介します。

 

1: 白い壁のメリット・デメリット

 

実は真っ白のカベは疲れます

思い出していただきたいのですが、日本の住宅、それも昔からある日本の住宅は壁に「白」が使われていることが多いです。

 

これは今の時代のように、家の中の照明器具が発達していなかったため、小さな電球の光や、外から障子を通して差し込む光を最大限活かすために、壁の色を「白」にしたのだと思います。

 

ところが電球からLEDへ照明器具が発達した現在も家の中の壁には「白」が好まれ使い続けられています。

 

やはり「白」は明るいですから「広く見える」という理由があるでしょう。

また「白」の壁は、どんなインテリアにも合わせやすいという事もあると思います。

そんな理由から分も色に迷われたら「白」をお勧めしているのですが。

 

ただここで考えておきたいことは、照明器具が発達した現在、明るすぎる、特に光が反射して輝く白は、人の感情を疲れさせてしまう事があるという事です。

 

40代までならまだしも、シニア世代は眩しさへ敏感な反応を示しますから、なおさら疲れやすくなるかもしれません。

 

人によっては「白」は膨張色なので圧迫感を覚える人もいますし、どうも落ち着かないという人もいます。

 

そこでシニア世代に選んでもらいたい色はというと、白は白でも少し暗め。

明るさでいうと、肌の明るさくらいが最適です。

 

明るさの度合いを数値化した「明度スケール」というものがありますが、白は「9.5」ともっとも明るく、シニア世代に適した肌の明るさに近い明度は「7.07.5」となっています。

 

室内の壁紙や塗料を選ぶときには、明度「7.07.5」を基準として選ぶようにするといいでしょう。

 

そして「色」のサンプルを選ぶ際には、見本帳を見たとき「暗い」と感じることが多いです。

しかし、見本帳は小さなもの。

実際に壁などの大きな面積に使うと、ちょうど良い仕上がりになることも覚えておいてください。

 

「白」を選びたいときには、蛍光灯のような「白」ではなく、オフホワイト系のやわらかさがある「白」を選ぶようにしましょう。

 

2: イライラを解消したいならこの色

 

イライラを解消したいならこの色

室内の色がバラバラだと気持ちが落ち着きません。

イライラする空間になりますし、ちぐはぐな印象の部屋に居ても楽しいものではありませんよね。

 

そこでリフォームするときには、次のことを注意して色を考えてほしいのです。

 

まずは、住まいの中にある「木」の部分。

この部分の色が何色なのかを知ってください。

 

「木」の色といっても、赤茶色もあればオレンジ系のものもあります。

落ち着く茶色や黄色っぽい茶色もあります。

 

「木」の色がわかってきたら、リフォームするときには「木」の色を揃えるようにします。

 

 

「でも、変えられない部分もあるんです」

 

ということも実際にあります。

 

建具や床、ダイニングセットなど、そのまま使いたいものがありますよね?

 

そのような場合には、そのまま使う色味に全体をあわせるようにしましょう。

こうするとリフォームした後、ちぐはぐな印象がなくなりますし、全体的に落ち着ける空間が出来上がります。

 

「木」の部分の色が揃っていると、カーテンやソファなどを選ぶときにも、統一感のあるコーディネートがやりやすくなります。

 

デザインや雰囲気だけで選ばずに、全体の統一感を選ぶようにしてください。

 

そうすることで、リラックスできる空間が手に入ります。

 

3: 安全対策にはメリハリが肝心

 

安全対策にはメリハリが肝心

誰もが年齢を重ねると、見え方が変わってきます。

 

もっとも一般的なのが「老眼」です。

新聞の文字が見えにくくなり、地図の小さな文字も見えにくくなる。

 

また、同じ頃から少しずつ色の判別もしにくくなってきます。

年齢が進むと網膜が黄色に変化してくることで、いつも目の前に黄色のフィルターがかかっている状態になり、見るモノが黄色のフィルターを通して見ているようになります。

 

そして黄色が識別しにくくなり、同時に青や緑は黒に近く見えてきます。

 

でも、多くの人はこの変化に気づいていません。

少しずつ変化しているので、自分自身に自覚がないんですね。

 

だからリフォームするときには、このような変化があることを知った上で「色」だけで家の中の危険度を知らせるのではなく、明暗(コントラスト)で知らせる工夫を取り入れておきたいところです。

 

例えば家の玄関の「上がりまち」の小さな段差。

これはつまずきやすくて危険です。

 

こういった場所で廊下が白っぽいなら、たたきの部分は黒や濃いグレーにすると、色ではなく明るさのメリハリがついて危険を知らせることができます。

 

また、よくある場所として脱衣所と浴室の境目。

どちらも同じような色になっていることが多いのですが、脱衣所と浴室の境目には明るい色の木を使い、浴室は濃いグレーのタイルにすると危険であることがすぐにわかります。

 

このようにシニア世代のリフォームには、明るい色と暗い色を隣り合わせに活用することで、つまずくリスクや転倒のリスクを減らすことができます。

 

4: まとめ

 

年齢を重ねると、目の反応に変化が出てきます。

 

明るく感じすぎることもあります。

少し前は見えていた小さな文字が見えづらくなることもあります。

色の判別がしにくくなることもあります。

 

また、目から入ってくる情報の影響は、私たちの気持ちにも影響していますし、まして、家の中なら毎日目に触れることですから、気持ちのムラの原因になることも考えられます。

 

20代、30代、40代なら気にならなかった色の取り合わせ。

でも、シニア世代にとっては敏感すぎて疲れることもあります。

 

せっかくこれから快適な暮らしをするためのリフォームですから、いつでも気分良く、落ち着いて居られる空間を手に入れるためにも、

 

そして、安全な生活を送るためにも、今回紹介しました「色」についての知識をリフォームで活かしてもらいたいと思います。

 

ぜひリフォームの専門家に相談するときは「色」についても相談してください。