リフォームのバリアフリーポイント。シニアに必要なのは融通の利く間仕切りです

投稿日:2018年04月20日

 

リフォームのバリアフリーポイント。シニアに必要なのは融通の利く間仕切りです

 

10年後、20年後をイメージしてみてください。

 

もしかすると、パートナーのどちらかの足腰が弱り、介護や介助が必要になるかもしれません。

 

もし、そんなことになったとすると、もう一度、介護に合わせたリフォームを行うでしょうか?

 

ほとんどの人は、費用面や体力的な面から、もう一度リフォームを選ぶことは少ないと思います。

 

だからこそ、シニア世代のリフォームには、10年後、20年後をイメージした、介護が必要になったとしても融通の利く間取りが必要なのです。

 

今回は、リフォームのベルズが介護が必要になったとき、融通の利く間取りの考え方を紹介します。

 

1: 水回りはまとめるのがポイント

 

 水回りはまとめるのがポイント

融通の利く間取りを考える上で、最優先にしたいのは「水回り」です。

 

というのも、水回りは一度決めると、もっとも動かしにくいものだからです。

そして、水回りは私たちの生活に密着しています。

 

また、

  • 洗面所
  • トイレ
  • 浴室
  • 洗濯場

 

これらの場所は日常生活のメインと言える部分ですから、介護や介助が必要となったときも「ほぼ毎日」使うことになります。

 

そこで、毎日使う部分を少しでも楽にするために、水回りをできるだけ一カ所に集めることを考えてください。

 

そして、トイレと洗面所、洗面所と浴室の仕切りには、引き戸を使っておくことで、介護や介助が必要な時にも楽に移動することができます。

 

2: 寝室とトイレの関係を油断しない

 

寝室とトイレの関係を油断しない

シニア世代の悩みのひとつに「夜中のトイレ」があります。

 

介護が必要かどうか関係なく、年齢と共に自然現象としてトイレは近くなります。

また、人によっては回数が増えることもありますから、夜中に何度も起きてトイレにいくのが面倒ということになるでしょう。

 

しかし、ここでトイレを我慢するのも体によくありません。

また、冬の季節、寝室よりもトイレは寒くなっていますから、ヒートショックを起こすこともあり得ます。

 

そこで、トイレは洗面所の横以外に、寝室の近くにもうひとつ用意しておくと安心です。

 

間取りの設計によりますが、寝室の隣にトイレがあると、温度の問題もクリアできますので、さらに使い勝手も上がります。

 

3: おしゃれよりも生活動線を優先する

 

おしゃれよりも生活動線を優先する

今は大丈夫だと思います。

 

しかし、年齢を重ねるたびに、1階の洗濯機から2階のベランダへ干しに行き、乾いた洗濯物は1階のクローゼットへ収納。

 

その合間にLDKで料理をし、外出の着替えに別の部屋へ。

 

軽快に動けているときは、そんなに負担を感じません。

しかし、介護や介助が必要となったとき、この動きはかなりの負担になってきます。

 

そこで、シニア世代のリフォームでは、できるだけ1つのフロアだけで、ぐるぐる回って用事ができる「生活動線」を考えるようにしてください。

 

朝起きて、洗面所へ行く。

洗面所から洗濯場へ移動し、着替えをして、キッチンへ。

 

この動作を「ぐるぐる」と1フロアを回れば完了できる動線をイメージしてほしいのです。

 

実際は、すべてのことが1フロアでは終わらないかもしれません。

でも、今の暮らしの中で、あなたが「あっ、もう!」とイラッとする部分を洗い出し、その「イラッ」をどのようにすれば解決できるのか。

 

この部分を、リフォームの専門家と相談してもらいたいのです。

 

「イラッ」が解消できていると、介護や介助での「イライラ」が減っていきます。

そして、ストレスの減少は、生活の質を向上させてくれます。

 

4: パートナーとの距離をゆるやかにする

 

パートナーとの距離をゆるやかにする

子育ても終わり、パートナーと二人の生活が始まるシニア世代。

 

趣味やふたりの時間を楽しむことが増えると思います。

 

一方で、お互いの自由も大事にしたい世代だとも思います。

 

そこで、それぞれが自由に楽しめる空間を持つことは大切だと思うんです。

でも、ここでポイントがあります。

 

20代、30代がそれぞれの空間を持つのとは違い、シニア世代には、お互いのことが「なんとなく感じられる」ゆるやかな距離を持った空間にしてもらいたい。

 

その理由は、シニア世代は突然に具合が悪くなることもあるからです。

小さな異変にも、すぐに気づける距離感。

 

リビングを挟んでお互いの空間を持つと、それぞれの存在を感じながら、自分の時間を楽しむこともできるようになります。

 

また、介護が必要になったとき、リビングとの間仕切りを変えるだけで、バリアフリーにもなります。

 

5: まとめ

 

シニア世代が10年後、20年後、介護が必要になったとすると、究極的には「ワンフロア」ですべての生活を行えるのが理想です。

 

ベッドで過ごす時間が増えるのなら、パートナーが様子を見やすい場所に寝室を移動できるといいですね。

 

介護や介助を行うと、部屋が狭く感じることが多いですから、部屋と部屋の仕切を取ることで、簡単に広くできるようにしておくのも方法です。

 

今回ご紹介しました、融通の利く間取りの考え方を参考にしていただき、今だけではなく、先々のライフスタイルをイメージしてみてください。

 

可能な限り、楽に、安全に、スムーズに動けるように、融通が利く間取りこそシニア世代のリフォームで考えておくことだと思います。

 

あなたのライフプランに沿った「融通」の利かせ方があります。

どんな間取りができるのか、リフォームのプロに相談してください。

 

きっと、あなたとパートナーの暮らしに合ったリフォームプランを提案してくれることでしょう。