リフォームで家と健康を上手につなぐ健康温度対策とは

投稿日:2018年04月05日

 

リフォームで家と健康を上手につなぐ健康温度対策とは

シニア世代にとって気になることと言えば「健康」です。

 

知人と会ったとき、近所の人と会ったとき、真っ先に話題に上がるのが「健康」についてだと思います。

 

そして、健康の中でもシニア世代にとって特に気になるのは「心筋梗塞」や「脳卒中」「認知症」。

これらはテレビや雑誌でも取り上げられることの多い病気ですから、あなたもご存じのことでしょう。

 

実はこのような病気は「家」と密接に関係していることがあるのです。

 

そこで今回は、リフォーム専門のベルズが、家と健康をキーワードにして、リフォームで押さえておきたい「健康温度対策」を紹介していきます。

 

1: 家が寒いと病気になりやすい

 

家が寒いと病気になりやすい

寒い日本の家。

従来の日本の住宅は、夏の暑さを軽減するつくりになっていることが多かったです。

 

日本という地理的な理由もあり、高温多湿をいかにして軽減するか。

ここに重点をおいた、先人たちの知恵だったのだと思います。

 

だから、日本の住宅は、冬になるとすきま風が入ってくることがあります。

暖房器具のある部屋だけが暖かく、暖房器具の無い部屋は、外と同じくらい冷え切っているということもあります。

 

このような状態を長い間「あたりまえ」と思って、私たちは暮らしてきたのですが、昨今「ヒートショック」という言葉が登場したことで、少しずつ温度差の激しい日本の住宅のあり方が変わってきました。

 

 

この「ヒートショック」をご存じの方も多いと思いますが、簡単にご説明しておきますと、次のようなことを言います。

 

ヒートショックとは、例えば、真冬の寒い夜に入浴しようと暖かい部屋から、暖房器具の無い冷え切った脱衣場へ移動します。

脱衣場で服を脱ぎ、冷え切った浴室へ入ります。

浴室の床は冷たく、足の先の体温が下がるのを感じながら、何とか湯船のフタを開け、暖かいお湯が張られた湯船につかる。

 

ホッとする瞬間ですが、このとき、急激な温度変化によって血圧が急上昇。

この血圧の急激な変化が原因となって、心筋梗塞や脳卒中を起こすのが「ヒートショック」なのです。

 

他にもこれと同じことが、朝起きたときに起こることがあります。

暖かい布団から起き上がり、冷え切ったトイレへ行く。

そのときの温度変化で血圧が急激に変化し、ヒートショックが起こるのです。

 

 

また、温度差が激しい住宅では暖かい部屋から出たくなくなります。

できるだけ暖かい部屋から動かない生活をすることで、

  • 運動不足
  • 便秘
  • 肩こり

 

そして、体への刺激が減ってくると「認知症」にもつながります。

体の基礎代謝も低下し、メタボやロコモのリスクも高まってきます。

 

また家の中の寒暖差は、シニア世代にはリスクが高くなる風邪や冷え性も心配されます。

 

このように「家」と「健康」は密接につながっています。

 

 

反対に適温の中で暮らせると、肩の力が入ることも少なくなります。

一つの部屋だけで暮らすことなく、家の中を気軽に動くことも増えるでしょう。

心と体への負担が少なくなることは、健康に暮らすことにつながります。

 

ですからシニア世代とって快適で健康な暮らしを送るために欠かせないのが、住宅を適温にする「断熱」リフォームなのです。

 

2: 断熱対策でいつも快適に

 

断熱対策でいつも快適に

断熱対策には、大きく分けて2つの方法があります。

 

(1)外張断熱工法

住宅の柱などの構造の部分に、外側から断熱材を取り付けてすっぽりとくるむ方法です。

 

お湯を注いだ急須を、外側から布で覆って冷めるのを防ぐようなイメージです。

 

この方法は住宅の「外側」へ断熱材を取り付けますので、壁の中の空間はそのまま使えます。

電気の線や水道の配管はそのまま。壁の中に小さな収納を作ることもできます。

 

(2)充填断熱工法

こちらは柱などの構造や外壁と内壁のすき間に断熱材を充填していきます。

 

外張断熱工法よりもコストが低くなることが多いですが、壁の中に入った水分(浴室やキッチンですね)を断熱材が吸い込むとカビや結露の原因になることがあります。

 

布団やカーペットのように、お天気の良い日に、壁の中の断熱材を取り出して干せるといいのですが、そうはいきませんので最初から水分を上手に外へ逃がす工夫が必要になってきます。

 

 

どちらの工法も、木造住宅や鉄筋住宅に使える方法ですので、どちらがぴったりなのかは、リフォームの専門家に相談してもらいたいです。

 

また、どのような断熱方法でも、壁の中の湿気をどのように外へ逃がすのかは大きなポイントになってきます。

 

断熱工法だけではなく快適に暮らすためには、目に見えにくい部分ではありますが「湿気をどう逃がすのか」を、専門家に確認してください。

 

「費用が安いから」という理由だけで、断熱リフォームを選んでしまうと、確かに断熱はされるかもしれません。

しかし、2年、3年暮らし続けるうちに、湿気の対策が出来ていないことで、ぜんそくやアレルギーなどの病気が起きる可能性もあります。

 

3: 断熱材と使い方を知ってより快適に

 

断熱材と使い方を知ってより快適に

断熱材には「繊維系」と「発泡プラスチック系」があります。

 

繊維系には、

 

  • パルプ
  • 新聞古紙
  • 羊毛、など

 

天然素材を原料にしたものもありますので、用途と費用、暮らし方で選んでもらいたいです。

 

次に断熱材を家全体に使えればいいのですが、断熱工事が簡単ではない場合もあります。

そんなとき、生活の中でよく使う部屋をまとめて、広い範囲で断熱しておくのもポイントです。

 

LDKとトイレと浴室」という部分を一つにまとめて断熱材を使うように考えることも多いです。

 

あなたの暮らし方に合わせて、断熱材を選び、使う部分を相談しておくと、少ない暖房費用で快適に暮らすことができるでしょう。

 

 

また、断熱リフォームには、外気と触れることで断熱効果を下げてしまう「窓」「ドア」も合わせてリフォームすることがおすすめです。

 

断熱性の高い「窓」や「ドア」を選ぶことで、温度差の少ない住宅が出来上がります。

 

窓やドアは、日当たりの時間や方角によって選ぶものが変わってきます。

経験豊富なリフォームの専門家と部屋を見ていきながら、最適な断熱方法を見つけてください。

 

4: まとめ

 

今回お話しましたように、従来の日本の住宅は「冬は寒くてあたりまえ」のようになっていました。

 

しかし、シニア世代のこれからの暮らしを考えると、もっと快適に、アクティブに暮らせる空間こそが大切だと言えるでしょう。

 

そのためには、今回お話しましたポイントを参考にして、快適な暮らしをいつまでも続けられるようなリフォームをしてもらいたい。

 

 

毎日働きに行っていたときとは違います。

家の中に居ることの方が多くなっているはずです。

 

病気の不安を少なくすることで、今よりももっと楽しい暮らしが手に入ります。

 

ですから、自分たちが一番居る場所を快適な空間にしてください。

そうすることで、心も体も快適に健康な状態にできるはずです。

 

ぜひ「家と健康」の関係を参考にして、あなたらしいリフォームを行ってください。